鎌倉農泊協議会の間宮です。
誰が敵?誰が味方?大きな違いです。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第7話のタイトルは「敵か、あるいは」。
頼朝が安房で再起を図るには
関東屈指の豪族「上総 広常(かずさ ひろつね)」を味方にできるかどうかが大きな鍵となります。
一方、大庭 景親(おおば かげちか)も広常が擁する二万の兵力が、なんとしても欲しいところ。
今回は上総 広常がドラマの中心です。
俳優・佐藤浩市さんの演技が光っていましたね。
中村獅童さん演じる梶原 景時(かじわら かげとき)、
早々に頼朝についた千葉 常胤(ちば つねたね)を演じる岡本信人さんも捨てがたい。
しかし頼朝の新しい女になる「亀」なる女性は、一体なんなのでしょうか。
気になるセリフで、ドラマを追いかけてみましょう。
「すぐに追討せよ。必ず首を取れ!」
頼朝の訃報に接した平 清盛(たいら の きよもり)が、すぐに誤報と知り放った言葉だ。
奇しくも同じ日に頼朝方から義時と和田 義盛(わだ よしもり)が、
大庭方からは梶原 景時が、広常との交渉に臨んでいた。
「味方になれば、どんな得があるのか」
広常は切り込んだ。
景時は、平 清盛の威力をちらつかせて
「上総介殿のお望みの官職に」
と。
「平家の世を改めて、我らのため坂東を作りたい」
と義時。
「佐殿は天に守られています。その運の強さに多くのものが集まって来ます」
義時は重ねて言い分を通した。
義時は、帰ろうとする景時を呼び止め、
伊豆の「しとどの窟」で頼朝を見逃した礼を言い、景時にその理由を聞いた。
「頼朝が天に守られていると言われた。私も同じことを感じた」
「佐殿の元へ来ませんか」
景時は意味深長な笑みを浮かべて、その場を去った。
この夜、頼朝は気に入った「亀」を寝所へ引き入れた。
「お逃げください。この女の夫が乗り込んできます」
頼朝は亀と共に宿の外へ避難した。
翌朝、広常は頼朝が大庭の差し向けた長狭 常伴(ながさ つねとも)の襲撃から逃れた事を知る。
天に守られていると感じた。
上総 広常は、すぐさま頼朝の滞在する寺に駆けつけた。
「帰れ!遅参する者なぞ、戦場では役にたたん」
頼朝は上総 広常の魂胆を見抜いていた。
「これより上総介広常、身命を賭して佐殿に仕える所存」
「よかろう。共に平家を討ち果たそう」
広常は帰りがけに義時だけに明かした。
「頼朝が棟梁の器でなかったなら、首を取るつもりだった。なかなかの男だ。源頼朝」
二万の兵を擁する広常は頼朝の味方についたのだ。
(つづく)
今回のゆかりの地は「伊豆山神社(伊豆山権現)」、「三嶋大社(三嶋権現)」に続き
「三社詣」と言われた「箱根神社(箱根権現)」を改めて訪ねました。
前回のブログも併せてご覧ください。
小田原駅から元箱根行きの伊豆箱根バスに乗車。
小田原駅を出るときは私ともう一人の観光客だけでしたが、
次の箱根湯本駅から多くの観光客が乗り込み、すぐに満席になりました。
いつもはマイカーで走る山道ですが、
今回はバスですので、前の席で久しぶりの馴染みの景色を撮ってみます。
母と来た箱根、家人と来た箱根、子供と来た箱根。
走馬灯のように思い出が蘇ってきます。
今回は、たった一人で箱根道を楽しみます。
この自由な時間は、なんとも言えない不思議な気分ですね。
1時間後には芦ノ湖畔の元箱根に到着。
早朝に家を出たので、10時過ぎに元箱根に着くことができました。
ここから徒歩で10分ほど箱根神社の参道です。
境内図を撮影しましたが、箱根神社の公式HPにも詳しく載っているようです。
静寂な雰囲気の中に、他の二社に感じられない厳かさを感じます。
第三鳥居をとりまく空気もシャキッとしています。
境内は先日の大雪がわずかに残っていますね。
階段のない脇参道を降ります。
平和の鳥居と案内図には書いてありました。
寺社 | 箱根神社 |
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1 |
この後、元箱根からバスに乗り三島経由で韮山に見逃したお寺を見にいきます。
バスの待ち時間に余裕があったので、箱根旧街道を歩いてみました。
この旅の続きもぜひご覧ください。