鎌倉農泊協議会の間宮です。
今回は、自然が息づく水と緑の中央公園をご紹介します。
この公園は鎌倉市のおへその部分にあります。
私は鎌倉に住んで約40年経ちますが、今回初めて訪ねる公園です。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が一週分放送されないので、この公園を散策してみることにしました。
ちなみに、私の家の近くには「鎌倉広町緑地」があるのですが、そことはかなり趣が違います。
この緑地は二人の息子がボーイスカウト「鎌倉8団」に参加した時から、馴染みのある緑地公園です。
個人的にもターザンごっこをするために、何度も来ました。
私自身もウォーキングのバリエーションでよく歩いています。
周回コースを一周歩くのに1時間は必要です。
面積は48ヘクタール。
鎌倉中央公園が23ヘクタールなので、およそ2倍の広さがあります。
広さを表すときによく使われる「東京ドーム(4.7ヘクタール)」でいうと、
鎌倉広町緑地は東京ドームの10個分。
鎌倉中央公園は5個分。
なんとなく広さは、お分かりになるでしょう。
さて、その鎌倉中央公園の散策レポート。
この公園は鎌倉市のほぼ中央に位置します。だから「中央公園」なのですね。
23.7ヘクタールの風致公園。
風致公園(ふうちこうえん)とは、都市計画法上の都市施設、都市公園法上の都市公園である特殊公園の一種。自然の風景などのおもむき、味わいの享受の用に供することを目的とする都市公園のこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
谷戸(やと)と呼ばれる地形の、自然とのふれあいや農作業を体験できるゾーンと
2つの修景池(しゅうけいいけ)の周りに庭園植物園を配置したゾーンに分かれています。
入り口はしっかりした門に迎えられます。
守衛室もあり、バス停もあり、坂を下ると広い駐車場もあり、鎌倉広町緑地とは少し印象が違います。
しかし広めのコンクリートの道の先には、こんもりとした森が見えます。
いわゆる谷戸の雰囲気が感じられますが、公園の中にもバス停があります。
バス停の奥には「子供公園」があり、数種類の遊具が揃っているので
小さな子供は入り口付近で、十分に遊べるようになっています。
先に進むと、坂の下に大きな池が見えてきました。
修景池です。「上池」とあるということは「下池」もあるのでしょう。
さぁ、一気に奥に進みましょう。
池には鯉や亀たちが餌を求めて集まっています。
木道が整っているので、散歩に適していますね。
庭園植物園。
上から見ると円形の区域にバラ園などがあります。
いきなり大きな岩「ししいし(獅子石)」がポツンと現れました。
獅子の顔のような面があるので、そう名前を付けたのでしょうか。
また少し進むと三角屋根の小屋が見えました。炭焼き小屋です。
園内の雑木を集めては焼いていたといいます。しかし20年ほど前に炭を焼くのをやめたそうです。
広場が見えてきました。
野外生活体験広場。子供達が野球を楽しんでいます。
横には小屋があり様々なポスターが貼ってありました。
鎌倉中央公園の生き物。
ニホンカナヘビ
カワセミ
鎌倉メダカ
近くの川では子供達が網で何か獲っています。
見たらドジョウが獲れていました。
この横から山中を歩くことになります。
近くの人に聞いたら、「激しい坂道で大変です」と。
登っていったら、近所の広町緑地の周回コースと同じようで拍子抜けしました。
なんとなく誰にも会わない山中の散策は、無事にゴールしました。
帰りがけに網を持った子供たちが、バッタが獲れたと説明してくれました。
こうして、初めての鎌倉中央公園の散策は終わりました。
鎌倉には、この他に「鎌倉海浜公園」「源氏山公園」「笛田公園」「散在ガ池森林公園」
「六国見山森林公園」「夫婦池公園」と「広町緑地」があります。
これからいくつかの公園も紹介して行きたいです。
気がついたのですが「広町緑地」だけが公園と名付けられていません。
それだけ自然に近い環境なのだと再確認しました。