【鎌倉ピックアップインタビュー】株式会社Smile Garden 代表取締役 山本順三さん

Smile Garden 山本 順三

「宿泊施設をアイデアと技術とおもてなしの心でリノベイト」

株式会社Smile Garden 代表取締役 山本順三さん

シェイパーである富永との出会いから始まった。

T-REEF Vacation Houseの宿泊施設のリノベーションに携わっている山本順三氏。本業は、株式会社Smile Gardenの代表取締役として庭の設計・施工や地域のイベントの設営、動物の人形の販売・レンタルなどを行っている。結婚を機に広島から奥様の実家のある平塚に移住した山本氏が、サーファー&シェイパーの富永忠男と出会ったのは今から7年前。

「地元の先輩がこちらに遊びに来た時に、シェイプルームに一緒に連れて行っていただいて、そこからお付き合いをさせていただいています」

途中ブランクもあったが、18歳の頃からサーフィンを続けてきた山本氏は、富永に自身のサーフボードのシェイプを依頼している。
「板の違いがわかるほど上手ではないですが、富永さんの板はとても綺麗ですね。毎回、目の前で1個1個形を作ってもらうので他のサーフボードと違って、やっぱり特別です」

1軒1軒、色をキーワードに作り上げた宿泊施設。

サーフボードの相談をするうちに、気づいたら5軒の宿泊施設のリノベイションに携わっていた山本氏。宿泊施設は1軒1軒、色がキーワードとなっている。

「Grand Bleuは、もともと外壁に青いタイルが入っていたので、青と白でナチュラルなサーファーズハウスをイメージして作りました。Blue Lagoonは平屋の建物で少しお庭の方があったので、お庭と部屋がつながった感じになるように大きめのデッキを作りながらナチュラルなイメージで仕上げました。Pine Treeは、アパートの一室で、ここはオレンジをキーワードにちょっと南国っぽいイメージに。Leafは、Pine Treeの下の階でここはイメージカラーがグリーン。形はほぼ一緒ですが、カラーで部屋のイメージを変えました。そして琥珀(-AMBER-)は築100年という古民家だったので、不具合を直しながら古民家の良いところを最大限に引き出すように作りました」

山本氏のアイデアでGrand Bleuの庭に置かれたキリンは、宿泊客の話題にもこと欠かず、インスタ映えも間違いない。

築100年の古民家を半年かけて和モダンな非日常空間へと再生。

築100年の古民家をリノベーションした琥珀(-AMBER-)は、半年の期間をかけて、ほとんどを自身たちで手がけた。まずは壊す作業から。大枠の骨組みは残しながら、内部はスケルトンの状態にした。

「電気や水道管などは古くなって危ないので、そういうものは極力新しくしました」

そんな苦労も築100年の古民家ならでは。職人さんたちの協力を得ながら、宿泊施設に対応すべく水道の数を増やしたり、床の高さを調整したりした上で、最後はペンキで古さを演出した。

「こだわりはやっぱりビジュアルですね」と山本氏。その佇まいは非日常空間を提供するT-REEF Vacation Houseのアイコン的施設とも言える。

リノベーションでは全てを変えようとすると費用も時間もかかるため、物件ごとに力を入れるポイントを設けた。Blue Lagoonは広いウッドデッキ、Pine TreeやLeafは古いアパートだったので木の床でナチュラルに明るく。琥珀(-AMBER-)は昔懐かしい土間、Grand Bleuは白とガラスで作ったお風呂と木製のオリジナル玄関ドア。結果、1軒1軒が個性豊かな宿泊施設となった。

楽しみ方が無限に広がる鎌倉を、カップル、ご家族、友達と。

外国人のお客様を受け入れるにあたり、配慮したのはキッチンなどの高さ。
「新しく作ったり後から付けたりするものに関しては、外国人を意識して高さを調整しました。古民家がベースの琥珀(-AMBER-)は、床を全体的に低くして天井を高くするというスペースの作り方を取り入れました」

 おしゃれなだけでなく、利用する宿泊客の利便性にも寄り添った施設を富永とつくり上げている山本氏に利用する方や目的に合わせたおすすめ施設を聞いた。

「若いカップルの方ならBlue Lagoonや Pine Tree、Leafが部屋数も少なくこじんまりしていていいかなと思います。海から近くて車も停められる、大きな琥珀(-AMBER-)やGrand Bleuは、ご家族向けや遠方からのサーフトリップにいいのかなと思います」とのこと。海もありグルメや観光スポットもたくさんあり、楽しみ方が無限に広がる鎌倉。
「何かキーワードだけ持ってきていただくと毎回違う形で楽しく過ごしていただけるのでは」と最後に山本氏から素敵な提案をいただいた。