【鎌倉万歩】鎌倉を歩く「徒歩ライター」として、鎌倉七福神巡りを案内します。

鎌倉農泊協議会の間宮です。
今回は一人でも楽しめる「鎌倉七福神巡り」についてのブログです。

毎年、親しい仲間と鎌倉七福神巡りを楽しんでいます。
コロナ禍の中、いつもと違う「鎌倉七福神」。
今日は一人歩きです。

毎年東京の若い仲間との楽しい一日で、心も若くなるのですが、
コロナ禍で若い方は会社のルールで、「密」を避けるために、
声をかけても参加しにくいのです。

一日歩いて最後は馴染みのお店で乾杯タイム。
今はそれができません。

今日は私一人でブログの読者の方を、
鎌倉の七福神巡りをご案内することにしましょう。 
鎌倉の観光ポイントの一面を知る機会にもなりますね。

北鎌倉から始まる七福神巡り。 

浄智寺は布袋尊、旗上弁財天は弁財天像、宝戒寺は毘沙門天、妙隆寺は寿老寿、
本覚寺は夷尊神、長谷の御霊神社は福禄寿、長谷寺は大黒天を祀っている。

浄智寺の山門の額に「近在所寶」と書いてある。
その意味は「宝物は近くに在ります」と。

そして布袋さんは指をさして、そう諭しています。

寺社浄智寺
所在地鎌倉市山ノ内1402
七福神布袋尊(不老長寿の神)

鎌倉街道を横須賀線の踏切を渡り、建長寺の前を抜けて、
やがて鶴岡八幡宮に到着する。

鶴岡八幡宮の一角に旗上弁財天がある。

昔は、弁天さま(弁才天)は才能の神と言われたが、
最近は才が財になって、財を得るのも才能と(弁財天)になったと言われている。

寺社鶴岡八幡宮
所在地鎌倉市雪ノ下2-1-31
七福神弁財天(芸能・開運の神)

車の横に北条政子が座った石がある。

参道の右に源氏池、左に平家池があり、源氏池には3つの島、
平家池には4つの島がある。
3つは産を、4つは死を意味する。

源氏は栄えて、平家は滅びる。政子の思いだった。

小春日和の中、神様のお使いのように白いハトが集まってきた。

次に宝戒寺。北条氏のゆかりの寺だ。

北条氏滅亡後、その霊を弔うために、
後醍醐天皇の命を受けた足利尊氏によって当時、北条氏歴代執権邸跡であるこの地に建立された。

本堂内は撮影禁止のために毘沙門天は撮影できない。

寺社宝戒寺
所在地鎌倉市小町3-5-22
七福神毘沙門天(病魔対敵の神)

大町小路の途中に珍しい旧跡がある。

北条高時の「腹切やぐら」、討幕軍に追い詰められた高時をはじめ
北条一族数百名がこの奥深い谷戸で自害し鎌倉幕府が滅亡した所だ。

次に妙隆寺へ。寿老人が祀られている。

木造の寿老人、石像の寿老人。
「寿老人には傍になぜ鹿が居るの」。
皆さんもネットで調べてみてください。

寺社妙隆寺
所在地鎌倉市小町2-17-20
七福神寿老人(長寿の神)

本覚寺は長い間工事中でしたが、ようよう修復も終わったようです。

夷尊堂には夷神が祀られている。
1月10日の(10日夷)の祭りは大変に賑わうのだ。

寺社本覚寺
所在地鎌倉市小町1-12-12
七福神夷神(商売繁盛の神)

由比ヶ浜通りを2キロほど西へ歩き長谷の街に着く。

長谷寺は御本尊像立1300年の記念で、特別参拝で「御足参り」という
温もりを感じる御足に直接触れることができる。
山門の大きな提灯が金色に変わっている。

奈良の長谷寺の観音像は1本の楠の霊木から2体の観音像を作り、
1体は奈良の長谷寺に祀り、もう1体はご縁を求めて海にお流しした。

霊像は15年の間、海の上を漂い相模の海に流れ着いた。
それが、目の前にある長谷寺の観音像なのだ。

大黒堂に大黒さまが祀られているが、今のご時世で
膝と、お腹を痛いところを撫でたり、触れたりできない。
2年前の春から完全防備されている。
感染予防とはいえ、ちょっと寂しい光景だ。

寺社長谷寺
所在地鎌倉市長谷3-11-2
七福神大黒天(財福の神)

最後が坂の上の御霊神社

いつの間にか境内では撮影禁止になっていた。
蔵出し写真はたくさんあるが、今回はやめておこう。

福禄寿が祀られている。
頼朝の鎌倉入り以前からあった古い神社で、平安朝の武士、鎌倉権五郎景正を祀っている。

毎年、景正の命日9月18日に行われる有名な「面掛行列」が、
韓国安東市の世界仮面舞フェスティバルに参加し、
鎌倉市と安東市の都市提携(パートナーシティ)を組んだ話は、
またの機会にしよう。 

寺社御霊神社
所在地鎌倉市坂ノ下4-9
七福神福禄寿(幸福・財宝の神)

私にとって若い仲間と一日、徒歩を通じて過ごせるという事は、
気持ちも若返り、貴重な時間であると思うが、コロナ禍でなかなか実現できないことが残念だ。

今日歩いたお寺が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で」登場する日が待ち遠しい。

今日の七福神巡りのコースは、鎌倉の小町通りなどの中心地を少し離れて、
北鎌倉から鎌倉街道を歩くと「東慶寺」「長寿寺」「建長寺」をお参りできる。

本覚寺の先には妙本寺があり、いつの季節に訪れても、
何らかの花が咲いている静かなお寺だ。

市内中心部でなく混雑する観光地を避けて、
静かな鎌倉を楽しむことができる。

鎌倉市も分散観光に努めている。
みなさん、そんな鎌倉を歩いてください。

今回ご紹介した七福神めぐりは、鎌倉市観光協会のサイトでも参拝資料などがご覧いただけます。

このブログを書いた人

間宮 武美/Takemi Mamiya

広告会社博報堂を定年退職後、鎌倉から韓国ソウルまで80日間の徒歩の旅に挑戦。足かけ8年で鎌倉市と韓国安東市のパートナーシティ提携。宣伝会議で「提案営業力養成講座」講師を継続。J2コンプレックス(広告制作会社)で副社長を経て特別顧問を歴任。鎌倉農泊協議会アドバイザーとして参加し現在に至る。 著書に「鎌倉―ソウル 2328キロを歩く」(講談社)、「僕たちの広告時代」(宣伝会議)。