鎌倉市内には地域別にいくつか、60歳以上の高齢者向けの施設があります。
「腰越なごやかセンター」も、その一つ。
他地区には「今泉さわやかセンター」、「玉縄すこやかセンター」、「名越やすらぎセンター」等があります。
他にも深沢地区には「鎌倉市教養センター」という大きな施設もあります。
今回は、腰越なごやかセンターで初めての講演を行った際のレポートになります。
「みらいふる鎌倉」主催の腰越地区ふれあいサロンの講演です。
みなさん、最後まで楽しそうに聞いてくださいました。
まず、「腰越なごやかセンター」についてご紹介させてください。
施設内には、シニア向けの運動施設(機能回復訓練スペース)、囲碁・将棋の娯楽室、図書コーナー、大会議室、集会室、なんと男女別のお風呂もあります。
定時には大画面から流れる「ラジオ体操」で、皆さんは体をほぐしています。
このたび、ご近所のご縁で住まいのある地元の腰越なごやかセンターの集会場で、講演をすることになりました。
会場に興味深い張り紙がありました。
納得です。
実は9月12日に「鎌倉教養センター」でも午前と午後それぞれ2時間の講演が予定されています。
テーマは、「あの有名CMの舞台裏」=ピンチをチャンスに変えた一言=
100名の募集予定に2倍の応募があり抽選になったと聞いています。
そのニュースを知ったご近所さんから「腰越なごやかセンター」でも講演して欲しいと依頼がありました。
幹事会の希望で講演テーマは「広告の話」ではなく、
18年前の「鎌倉からソウルへの徒歩の旅」となりました。
自分としては過去の話ですが、幹事会の方が是非聞きたいと決まってしまいました。
タイトルは、
「歩いて見つけた、新しい生き方」
チラシも作って、町内で拡散してくれました。
歩くスピードで見たもの、触れたもの。
歩くスピードで考えたこと、感じたこと。
2時間のパワーポイント素材を1時間で話すことになり、
写真の1枚、1枚、こんな視点で、分かりやすくスピーチしました。
会場には30名の会員さんが集まりました。
顔馴染みの方もいます。
まず簡単に現役時代の仕事ぶりを紹介。
その後に、なぜソウルまで歩くことになったか、そして鎌倉市役所から歩き始めることになったかの説明。
パワーポイントによる旅の写真を説明しながら、鎌倉から西に向かって進みます。
スクリーンに出た写真です。
ここまでは、だいぶ端折って、国内から船で韓国へ。
講演中には、主な新聞記事も回覧しています。
部屋の片隅にあるテーブルの上には、歩いた日韓の地図も展示してあります。
リュックに掲げた「日韓友情年」の国の認定行事になった、
日本語、韓国語の2枚のゼッケン、リュックに刺して歩いた旗。
間宮の間を「門」の向き合う日韓両国の旗。
旅の途中で出会った方々の顔と名前を思い出して、
情報価値のある出来事も、コメントの追加の準備もしました。
(結構、本を書いた自分でも忘れていることがありました)
公演の最後に、鎌倉市と韓国の安東(アンドン)市のパートナーシティ締結。
ご縁で参画した当協議会「鎌倉農泊協議会」の活動についても、説明しました。
会場からの質問は、
「毎日何キロぐらい歩きましたか」
「宿やホテルはどうやって予約をしましたか」
「韓国から見て、この旅はどのように受け止められましたか」
「今の日韓の間の空気と、違いはありましたか」
核心をついた質問が出て、有意義な約20分のクエスチョンタイムになりました。
ちなみに鎌倉市の高齢化率ですが、65歳以上は30.9%。
人口が175,00人とすると、52,000人が65歳以上ということになります。
鎌倉市は神奈川県の中でも高齢化率は高いと聞いております。
「お話しを聞いて、元気が出ました」
幹事さんから、このような講演は他の地区でも、お話しして欲しいと提案が出ました。
今回の講演は「みらいふる鎌倉」の主催でしたので、
私としては、すでに過去の出来事ですが、
こうして喜んで聞いて、元気になっていただけるならば、
鎌倉市内の他の施設でも、お話ししても良いかなと考え始めました。
歩けば景色が変わって見えるように、新しい毎日が始まる。
考えるのは自分。
行動するのは自分。
責任取るのは自分。
そんな気持ちで、私自身も元気が出ました。
この会場から近い観光地は、
【鎌倉広町緑地】
鎌倉広町緑地は、鎌倉市の腰越地区に位置する都市林です。
都市林とは動植物の生息地または生育地である樹林地などの保護を目的にしています。
約48haの広大な土地は入り組む谷戸と丘陵地で、湧水が流れて、質の高い生態系が守られています。
一周するのには約1時間半かかります。
名称 | 鎌倉広町緑地 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市津1133 |
【龍口明神社】
鎌倉市腰越にある神社で鎌倉市の現存する神社では一番古い神社です。
祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)、及び五頭龍(ごずりゅう)大神。
玉依姫命は神武天皇の母、龍神として崇められたと伝えられています。
もう一つの祭神の五頭龍大神は、江ノ島の弁財天に悪行を諌められた龍と伝えられました。
この龍が改心して龍ノ口当たる岩上(龍口)に社を作り白髭神社と名乗り、村の鎮守としたことが龍口神社のはじめとされています。
名称 | 龍口明神社 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市腰越1548-4 |