鎌倉農泊協議会の間宮です。
今回は鎌倉の四季ウォーキング。テーマは紫陽花です。
7月まで紫陽花は、我々を待っていてくれました。
3年ぶりの紫陽花ウォークです。
今回のウォーキングは、結果的には元気なシニア中心の開催になりました。
いきなり梅雨が明けて、炎天下の真夏日が続き
猛暑のために欠席者が出るのではと考え、事前アナウンスをしました。
今回の移動は歩行ではなく電車やバスを利用します、と。
(ウォーキングなのに交通機関を利用する「省エネウォーク」の提案です。)
定刻の10時半、北鎌倉駅 円覚寺前に参加予定者全員が集まりました。
「寝不足の人はいませんか?」
「飲み物は充分に持参していますか?」
(幹事の私はギンギンに凍らせたペットボトルを持参しました)
現在、北鎌倉は29度。涼しい風が吹いています。
テレビの猛暑のニュースが嘘のようです。
観光協会の地図を配り、今日のコース案を説明。
ランチの場所は炎天下を避け、涼しいところを探します。
北鎌倉に到着する電車から降りてくる観光客が妙に少ない印象。
「いつもは円覚寺からスタートですが、思い切って明月院(めいげついん)から始めましょう」
案の定、明月院へ向かう路地は、あまり人が歩いていません。
拝観券売り場の行列は、この有様です。
紫陽花シーズンで、こんなにガラガラな明月院は初めてです。
従来、人混みで紫陽花が気持ちよく撮れないのですが、この日はこのように沢山撮れました。
名称 | 明月院(あじさい寺) |
所在地 | 神奈川県鎌倉市山ノ内189 |
北鎌倉を少し散策しようと東慶寺(とうけいじ)に向かいました。
ここは普段から観光客が少ないのですが、仲間からは結構人気の寺です。
少し先の長寿寺(ちょうじゅじ)は、6月で特別拝観は終わっています。
山門に上がる階段脇にも、たくさんの紫陽花が咲いていました。
普段は、あまり気が付かない景色。
観光協会もここはお参り中心のお寺で、紫陽花情報はコメントしてくれませんでした。
想定外の紫陽花に歓迎されて、お参りを済ませました。
ここも涼しかったです。
名称 | 東慶寺 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市山ノ内1367 |
さて、鎌倉中心部までは1km強。
いつもは平気で歩いて向かうのですが、今日は電車で移動します。
鎌倉駅に降り、いつものようにUNIONでお好みの弁当を選んで、バスで鎌倉宮へ移動。
小町通りは閑散とした北鎌倉の雰囲気とは大違いで、観光客で混雑していました。
いつも通り。オーバーツーリズムの言葉の通りでした。
鎌倉宮に着き、境内の木陰の中のベンチを見つけました。
目の前に広がる緑の景色を見ながら、美味しいランチの割に、なぜか黙食が続きました。
名称 | 鎌倉宮 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市二階堂154 |
さぁ、ここから目的の浄妙寺までは1.5km。
その前に、すぐ近くの初めて観る、永福寺(ようふくじ)跡に皆さんを案内しました。
ここは、頼朝が1189年に奥州平泉を攻めた後に、戦いで亡くなった数万の兵の鎮魂のために建てた寺院。
平泉で毛越寺(もうつうじ)を見て、建立を思い立ちました。
頼朝の没後、頼家、実朝以下歴代の将軍たちは、華やかな行事を行っていました。
その後、二度に渡る火災にあい、修復後三度目の火災で、廃絶した歴史があります。
鎌倉市は史跡指定地の公有化を図り、庭園の復元を図っています。
名称 | 永福寺跡 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市二階堂209 |
ここから近道を抜けて浄妙寺へ向かいます。
名称 | 浄妙寺 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31 |
浄妙寺でお参りをして、庭内の坂道を上がると「石窯ガーデンテラス」があります。
ビールの時間が迫っているので、ガーデンでの冷たいコーヒーは禁止にしました。
その前庭には白くて丸い「アナベル」が密集して咲いています。
旬を過ぎたのか、日向には老いたアナベルもあり、
日陰には元気なアナベルが待っていてくれました。
報国寺前のバス停から鎌倉駅行きを待って、予約時間ぴったりに「川古江家」に着きました。
今日も囲炉裏の席にぐるりと仲間が座り、懇談の時間になりました。
シニアたちにとって、待ちに待った時間帯です。
一人の元歌手を除いて全員が海外赴任の経験者で、面白い海外の体験話に花が咲きました。
初めて聞く、危険な体験、珍しい体験、海外からの年金受け取りの話。
私も負けずに珍しい海外体験を披露しました。
気がついたら3時間も、楽しいおしゃべりが続きました。
幸い「熱中症」になる者も出ず、幹事としては注意深いウォーキングが楽しめました。
次回は紅葉の鎌倉歩きになります。