鎌倉農泊協議会の間宮です。
今回は徒歩ライターの私の蔵出し企画「鎌倉の梅見歩き」を紹介します。
新型コロナウイルス感染拡大防止策などの影響もあり
去年、今年はなかなか仲間との鎌倉の梅見歩きができません。
今回は徒歩ライターの私の蔵出し企画で紹介します。
鎌倉の梅。ご一緒に歩きましょうか。
近隣にお住まいでこのブログをご覧になりましたら
2月中旬から下旬に鎌倉を静かに歩いてみてください。
以前は、東京の若い仲間や元気なシニアの徒歩仲間との鎌倉の四季歩き。
鎌倉七福神(先日、紹介しましたね)、鎌倉の桜歩き、鎌倉の紫陽花歩き、
鎌倉の花火鑑賞、鎌倉の紅葉歩きと、
毎年繰り返して企画していました。
しかしこの2年間、コロナ禍でなかなか開催できない日々が続いています。
4年前の新企画『鎌倉の梅見歩き』は、
快晴の中、日蓮上人(にちれんしょうにん)のゆかりのお寺をめぐりました。
それも、いつもは歩かないお寺巡り。
湘南モノレールの湘南江の島駅に集合。藤沢市から出発です。
まずは常立寺(じょうりゅうじ)。
元への服従を求める国書を携えた杜世忠(とせいちゅう)ら元の国使ら5名は、
ここ龍口で処刑されこの地に葬られた。
境内には蒙古の国師5名の塚があり、五輪塔には青い布が飾られている。
青色はモンゴルでは英雄を意味する色である。
大相撲の藤沢場所にはモンゴル力士が、この寺に参拝するので有名だ。
春先にはこの寺の庭内の3本の枝垂れ梅が有名。
赤、白、ピンクと3色が同時に咲く。
丁度、3本が満開のタイミングに訪問できた。
寺社 | 常立寺 |
所在地 | 藤沢市片瀬3丁目14-3 |
続いて隣の龍口寺(りゅうこうじ)へ移る。
この寺で幕府にとらえられた日蓮が斬首されることになり、
刑場にひかれ、まさに処刑されようとした時に
ある尼僧がぼたもちを捧げると
雷鳴が轟き稲妻が走り刑吏の刀が折れ、日蓮の一命が救われた。
境内には日蓮上人像と梅が映えるように。
山門では月1回の骨董市が開かれていた。
寺社 | 龍口寺 |
所在地 | 藤沢市片瀬3-13-37 |
次に訪ねる寺は長谷寺(はせでら)。
境内には梅が満開である。
寺社 | 長谷寺 |
所在地 | 鎌倉市長谷 3-11-2 |
山門の前で徒歩仲間と記念写真をして、お次は隣の光則寺(こうそくじ)へ。
何故か訪ねる人がなく、ひっそりとしたお寺。
ここは梅が咲き誇っています。
日蓮が佐渡へ流刑になった時、高弟(こうてい)の日朗(にちろう)がとらえられて監禁された土牢。
光則寺は北条時頼の家臣・宿屋光則の屋敷を、
寺に改めたと言われる。
その場所から下を見ると庭内の梅がしっかり見られます。
寺社 | 光則寺 |
所在地 | 鎌倉市長谷3-9-7 |
長谷駅の近くでランチを済ませて、鎌倉旧市内へ移ります。
妙本寺(みょうほんじ)。
日蓮が安房より移り住んだ松葉ヶ谷(まつばがやつ)草庵跡に開かれたとされ、
現在も境内奥の山腹に「御小庵趾」の碑がある。
ただし、ごく近隣の安国論寺(あんこくろんじ)、長勝寺(ちょうしょうじ)も、
それぞれ松葉ヶ谷草庵跡を称している。
日蓮上人像と梅。
庭は梅が盛りです。
寺社 | 妙本寺 |
所在地 | 鎌倉市大町1-15-1 |
次が安国論寺。
ここも日蓮が初めて草庵を結んだ場所と言われている。
ここで「立正安国論」(りっしょうあんこくろん)を著し、北条時頼(ほうじょうときより)へ建白した。
本堂横の梅が満開である。
展望台に登ってみた。
そこから見える海。向こうには富士が見えるはず。
日蓮はこの山頂の展望台から富士を拝み、経を唱えた。
寺社 | 安国論寺 |
所在地 | 鎌倉市大町4-4-18 |
さて、隣の妙法寺。
西芳寺(さいほうじ)が京都の苔寺(こけでら)、こちらは鎌倉の苔寺と言われる。
静かな佇まいの中、きれいな苔の石段。
鎌倉の中でも、とても好きな寺である。
寺社 | 妙法寺 |
所在地 | 鎌倉市大町4-7-4 |
最後は大宝寺(だいほうじ)。
この日の梅歩きの見納めである。
4年前に梅見歩きをしたときは夕方まで歩き、締めくくりはいつもの店で打ち上げ。
シニア仲間が本当に元気だ。みんな喜んでくれていた。
鎌倉は奥が深い。
どうですか、参考になったでしょうか?
これからも機会があれば蔵出し企画で、ブログの中で鎌倉をご案内しましょう。