
皆さん、こんにちは!鎌倉農泊協議会で研修生です!
鎌倉での農泊体験。その帰り道は、カゴいっぱいの瑞々しい野菜、そしてリュックから少しはみ出した立派な葉付き大根と一緒に、なんとも言えない多幸感に包まれますよね。でも、いざ自宅のキッチンにそれらを広げたとき、ふと「幸せな悩み」に襲われませんか?
「この立派な葉っぱ、どうしよう……」「このカブ、一度に食べきれないかも……」
そんな時に思い出してほしいのが、何世代にもわたって鎌倉の土地を耕してきた農家さんの知恵です。彼らにとって、野菜を「保存する」ということは、単に腐らせないための手段ではなく、**旬のエネルギーをギュッと閉じ込め、日々の食卓を豊かに彩るための「魔法」**なんです。
今日は、私が研修中に農家のお母さんの台所で教わり、その旨さに思わずお櫃(おひつ)を空にしてしまった**「究極の飯泥棒レシピ」**を、裏技とともにたっぷり伝授します!
1. 驚愕のポリポリ食感!「鎌倉野菜のピリ辛・万能だし醤油漬け」
大根、カブ、きゅうり、人参……。鎌倉野菜はもともとの糖度が高いので、漬物にするとその甘みが際立ちます。お母さんが「これさえあれば、おかずはいらないよ」と笑いながら出してくれた一皿は、衝撃の美味しさでした。
- 農家さん直伝の裏技:太陽の力を借りる「ちょい干し」 「野菜を洗ったら、すぐに漬けちゃダメだよ」とお母さん。 適当な大きさに切った後、ザルに並べて1〜2時間、ベランダなどの風通しの良い場所で「表面が少し乾く程度」に干します。こうすることで野菜の余分な水分が抜け、調味料が奥までグングン染み込み、時間が経っても水っぽくならずに**「ポリポリ、パキッ」とした驚きの食感**が生まれるんです。
- 究極の黄金比タレ:
- 醤油(150ml)、みりん(100ml)、酢(50ml)を鍋に入れ、一度一煮立ちさせてアルコールを飛ばします。
- 火を止めたら、細切りにした昆布(たっぷり!)と、種を抜いた鷹の爪(お好みで)を投入。
- 冷めたタレと野菜をジップロックに入れ、空気をしっかり抜いて冷蔵庫へ。一晩経てば、琥珀色に輝く絶品漬けの完成です!
研修中、これをおにぎりの具にして畑で食べたのですが、あまりの美味しさに、農家のお父さんと「あと一個……もう一個だけ……」と競い合って食べてしまったほどです。
2. 捨てるところなし!「大根・カブの葉っぱの常備菜(自家製ふりかけ)」
鎌倉野菜は葉っぱまで味が濃いのが特徴。「葉っぱが本体なんじゃないか?」と思うほど立派なものが多いですよね。でも、都会のスーパーでは切り落とされていることも多いこの部分。お母さんは「ここが一番栄養あるんだから!捨てたらバチが当たるよ」と、あっという間に絶品ふりかけに変身させてくれました。
- 作り方の極意:水分を飛ばして「旨みを凝縮」
- 葉っぱを細かく刻みます(この時、茎のシャキシャキ感を残すのがポイント)。
- フライパンに多めのごま油を熱し、ジャコ(または鰹節、ツナ缶でもOK)と一緒に、葉っぱの色が鮮やかになるまで炒めます。
- 水分がしっかり飛んで、全体が少し縮まってきたら、醤油、砂糖、少しのお酒で味付け。
- 仕上げに、これでもか!というほどたっぷりの「いりごま」を振りかけます。
- 研修生の発見:和風だけじゃない!変幻自在のアレンジ術 これ、実は炊きたてご飯に乗せるだけじゃもったいないんです。 パスタに絡めて「和風ジェノベーゼ風」にしたり、冷奴や厚揚げにドサッと乗せたり、納豆に混ぜたり……。冷蔵庫にあるだけで「今日の副菜どうしよう?」という悩みが一瞬で消える、最強の味方になります。
3. 保存食は「自然への感謝」を繋ぐバトン
農家さんと一緒に台所に立って気づいたのは、彼らにとっての保存食作りは、単なる調理ではなく、大地の恵みを最後まで大切に慈しむ、感謝の儀式のようなものだということ。
「今、たくさん獲れたからって、贅沢に使い切っちゃおしまい。少しずつ大切に食べて、次の季節までその味を繋いでいくんだよ」
そう言って笑うお母さんの手は、いつも少しだけお醤油や甘いお味噌の香りがします。その香りは、効率やスピードを追い求める都会の生活では見失いがちな、暮らしを自分たちの手で丁寧に作り上げている「本当の豊かさ」の象徴でした。
皆さんも、鎌倉から持ち帰った野菜を前にしたら、ぜひこのレシピを試してみてください。キッチンに広がる香りが、きっとあなたを再び鎌倉の谷戸(やと)へ、そしてあの温かい農家さんの笑顔のもとへと連れ戻してくれるはずです。
まとめ:台所から始まる、新しい「農泊」
野菜を食べきるまでが、私の農泊体験。 自分で収穫した命を、先人の知恵を使って大切にいただく。その過程で、私たちはまた少し、自然や食べ物、そして自分自身の体と仲良くなれる気がします。
さあ、今夜は炊きたての白いご飯をたっぷり準備して、鎌倉の味を心ゆくまで堪能しましょう!
今年も最後のブログ更新です。来年もよろしくお願い致します!

