
みんがらーばー(こんにちは)! 鎌倉 農泊協議会で 研修生をしています!
みなさんが イメージする「鎌倉」は、どんな 景色ですか? きっと、たくさんの 観光客で 賑わう 小町通りや、大仏さまの 周りで 写真を 撮る 人たちの 楽しそうな 声が 思い浮かぶのでは ないでしょうか。
昼間の 鎌倉は、太陽みたいに 明るくて、エネルギーに 満ち溢れています。私も、その 活気が 大好きです。
でも、太陽が 西の山に 沈み、最後の 観光客が 江ノ電に 乗って 帰っていくと、鎌倉は まるで 魔法が かかったように、別の顔を 見せ始めます。
今日は、鎌倉に「泊まる」人だけが 会うことができる、特別な 夜の 時間について お話しします。
1. ミャンマーの 夜、鎌倉の 夜
私の 故郷、ミャンマーの 最大都市 ヤンゴンの 夜は、とても 賑やかです。 車の クラクション、通りを 行き交う 人々の 笑い声、屋台から 流れる 音楽、そして まぶしい ネオンの 光。夜になっても、街の 熱気は 冷めることが ありません。それが 私にとっての 当たり前の「夜」でした。
だから、初めて 鎌倉の 農家さんの 家に 泊まった 夜、私は その「暗さ」と「静けさ」に 心底 驚きました。
街灯は ぽつん、ぽつんとしか ありません。家の 外に出ると、自分の 手のひらさえ よく 見えないくらいの、深い 闇が 広がっています。 「怖い」とさえ 思いました。世界から 音が 消えてしまったのかと 思うくらい、シーンと しているのです。
でも、農家のお父さんは ニコニコしながら 言いました。 「都会の 人は 最初は みんな 驚くけどね、これが 本来の 夜 なんだよ。耳を 澄ませてごらん」
2. 縁側で 始まる、小さな オーケストラ
お父さんに 言われた通り、私は 古民家の 縁側(えんがわ)に座って、じっと 耳を 澄ませてみました。 部屋の 電気を 消すと、最初は 何も 聞こえなかったのに、少しずつ、闇の中から 小さな 音が 浮かび上がってきました。
「リンリン、リンリン……」 「コロコロ、リーッ……」
それは、草むらの中で 鳴いている 虫たちの 声でした。 昼間は 車の 音や 人の 声に かき消されて 気づかなかったけれど、夜の 静寂の 中では、彼らの 声が まるで 楽器のように 響き渡ります。
一匹が 鳴き始めると、それに 応えるように あちこちから 声が 上がり、やがて 庭全体が 虫たちの 大合唱に 包まれました。それは まるで、私一人のために 開かれた、小さな オーケストラによる 音楽会のようでした。
ミャンマーの 賑やかな 音楽も 好きですが、この 土の匂いと 夜風と一緒に 聞く、優しくて どこか 懐かしい 天然の 音楽に、私は すっかり 心を 奪われてしまいました。
3. 星空が 教えてくれる、歴史の つながり
虫の声の 音楽会に 耳を 傾けながら、ふと 空を 見上げて、私は また 息を 呑みました。
「わあ、星が こんなに……!」
昼間、あんなに たくさんの 人が 歩いていた 空の上に、数え切れないほどの 星が キラキラと 輝いていたのです。 ネオンの 明かりが ない 鎌倉の 夜空は、宝石箱を ひっくり返したように 綺麗でした。
じっと 見上げていると、不思議な 気持ちに なりました。 何百年も 昔、この地で 暮らしていた 侍たちや、畑を 耕していた 農家の人たちも、同じ この 縁側で、同じ 虫の声を 聞き、同じ 星空を 見上げていたのでしょうか。
静かな 闇の中で、今の 私と、遠い 昔の 鎌倉が、一本の糸で つながったような 気がしました。
まとめ:泊まるからこそ 出会える、鎌倉の 素顔
昼間の 鎌倉が「観光の顔」だとしたら、夜の 鎌倉は、そこに 暮らす 人たちだけが 知っている「素顔」です。
この 驚くほどの 静けさと、虫たちの 美しい 音楽、そして 空いっぱいの 星。 これらは、日帰り旅行では 絶対に 味わうことが できない、泊まった人だけの 特別な ご褒美です。
もし、あなたが 都会の 喧騒(けんそう)に 少し 疲れていたら、ぜひ 鎌倉の 農泊に 来てください。 縁側に 座って、目を 閉じて。 鎌倉の 夜が 奏でる 優しい 音楽が、あなたの 心を ゆっくりと 癒やしてくれるはずですよ。
ちぇーずーてぃんばーでー(ありがとうございました)!
